多数派同調バイアスと恋愛心理学

恋愛心理学

多数派同調バイアスとは

日本人の最たる心理的特徴

多数派同調バイアスとは、簡単に言えば「集団行動を取りたがる、集団に流される心理的傾向」を指します。ぽつんと島国、外から内への力を加えられる歴史を積んできた日本人は、外から内へギュッと固まる性質が遺伝的に備わっているようにも思えます。

アメリカの文化人類学者ルース・ベネディクトは、日本文化を説明した著作「菊と刀」で、日本人を「恥の文化」と言葉で特徴づけました。さらにSNS隆盛の時代は、周囲の「いいね！」や声に敏感になり、多数派同調は強められていると言えます。

好きな女性がどの程度、多数派同調バイアスが効くのかを計ろう

普通の幸せを求めるか、人と違う道を好むのか

多数派同調バイアスに影響されやすいかどうかは、女性によって個人差が大きくあるでしょう。むしろ、多数派に同調されないものを提示したほうが心が動く女性もいます。

「なんかさ、オンナの幸せみたいな本っていっぱいあるやん。●●ちゃんも、女性としてはいわゆるみんながいいなと思う、普通の幸せを求めるタイプ？それとも、結構人と違うことをするのが好き？」

「●●ちゃんって周りに流されやすいタイプ？結構自分の軸を持ってそうやけど、意外と、周りがいいなと思ったものをいいと思うタイプだったりしない？」

正統か異端の価値観とトークをすれば、好きな女性の多数派同調バイアスはおのずと見てきます。

「最近さ、周りの女性で、付き合う前にワンナイトするみたいな女性が増えてて、それがさ、体の相性も大事だからって、ことらしいんやけど、●●ちゃんとかも、よく考えたら、そっちの方がいいとか思ったりしない？」

こんな感じで、多数派同調バイアス要素のある内容を入れ込んで、女性と中身の濃い話ができれば、自己開示させることに繋がります。

恋愛で多数派同調バイアスを活かす方法

魅力の刷り込みの際に多数派同調バイアスを入れ込む

我が道を行くタイプでも、人に流されやすいタイプでも、言えることは「第三者評価が高い人に対しては、価値の高さを感じる」というものです。要は、第三者評価が高いことを早めに伝えることができれば、外見が悪かろうか、ちょっとコミュ力がなかろうが、恋愛はかなりいい感じで展開していきます。

＜多数派同調バイアスをポイント＞
・世の中の一般論を知る
・女性の価値観を探る
・第三者評価を高める
・自薦じゃなく他薦で伝える

第一印象を高められずに、あなたの雰囲気や言動に説得性がないというケースでは、自薦はかなり影響力が悪くなってしまいます。そういった場合は、他薦を積み重ねていくしかありません。

「そういえばさ、●●ちゃんにも、ぜひ、ズバッと斬って欲しいんやけど、俺って、こんな感じで、フツーというか、オーラもゼロというかマイナスすら感じてるかもやけど、実はね、去年、6人に告白されたんだよね。2ヶ月に1回さ、第三者、いや、女性から好かれて評価されるって割とすごくない？」

この男性には私がまだ掘り下げられていない何かががある。そう女性が腑に落ちれば、あなたとまだまだコミュニケーションを取ろうと思うようになります。

嘘八百でもいいので、キャッチーな第三者評価を用意しておくと、出会い頭であまり感触が良くない時に、女性がぐっといきなり関心のスイッチを入れることが多くなります。

「多くの女性に支持されている」という多数派同調バイアス

いい女に支持されているはずがないと思い込んでいるというバイアスを多数派同調化に転じろ

例えば、超モテ男術の相談者でこんなことがありました。キャバクラでキャバ嬢に「お客さんと付き合うとか結構ある？」と聞いた際に、「うん、てか、ずっと彼氏はお客さんだよ。夢あるでしょ？」とか、上から目線で来たとします。で、その返しで「夢も何も、俺はキャバ嬢から告白されたこと結構あるし、なんなら、ヘルプで着いた子が30分後には、デート誘ってきたりとかもあったよ」なんて返すと、いきなり関心を寄せて、最後はそのキャバ嬢もデートを申し込んだというケースがあります。

多数派同調バイアスというか、自分の持っている芯となる魅力を読み取ってくれるような優れた女性は少ないんで、こちらから、持っている魅力は伝わりやすいように伝えるというのも、より多くの女性にモテるうえではとても大切です。ぜひ、今回の記事も参考にしてみて下さい。

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