ブーメラン効果と恋愛心理学
心理学のブーメラン効果とは
説得すればするほど、相手は自分の意見にこだわるようになる
「特大ブーメラン」というネットスラングがありますが、心理学でも、説得の場面における「ブーメラン効果」というものがあります。
自分が指摘すると、逆にやってくれなくなる
自分が説得すればするほど、相手が逆の意見に固執するようになる
叱られると、勧められたことを、やりたくなくなる
結局、説得という行動によって、両者が利害関係者になってしまうと、ブーメラン効果が非常に強くなってしまいます。
ブーメラン効果はなぜ起こるのか?
説得が相手の共感性に沿っていないケースは非常に多い
説得というのは、非常に利害関係が突発的に生じる行動だと感じています。「自分のやり方、自分の進めるものは、あなたのやり方、やろうとしていることよりも絶対的に正しい」というパワーバランスが強く滲み出ると、その説得に応じることが相手へ屈することと同質化してしまいます。
説得の成分に、相手のアイデンティティを否定してしまうことが含まれると、相手は不快感を感じますし、逃走か闘争かを行います。つまり、説得から逃げるか、説得と闘うことを選ぶわけです。
説得が相手にとって心理的攻撃、心理的苦痛と感じると、説得への抵抗は強まります。要は、感情的な説得というのはたいてい失敗してしまうということです。感情的にならない説得、余裕のあるエスコートフルなプレゼンテーションのような説得こそが、恋愛においても、仕事などのコミュニケーションでも鍵になっていきます。
ブーメラン効果の強化
選択の自由が制限されると、制限されたものに魅力を感じる
ブーメラン効果が強化されるケースとして、「選択の自由を制限される」というのがあります。
「困ったなー。今日は帰るか俺の家に来るかのどっちかがあるけど、さすがに帰えるっていうのは嫌だなー。家で飲みなおすってことで大丈夫だよね?」
こんな感じで説得すると、ダメだと言われた方に、前よりももっと引かれるようになります。特に、自分の魅力が完全に刷り込めていないケースでは、選択制限の説得は逆効果になりやすいです。
ブーメラン効果と公的場面
相手が大勢の前で自分の意見を主張したら、その意見を変えさせるのは難しい
ブーメラン効果には、相手が公的な場で発言した後、その発言と相反する説得をしても、なかなか説得するのは難しいとされています。
ラブホテルの前まで来て、人通りがある中で、いったん女性が「やっぱりホテルには行けない」と発言すると、それを説得するのはとても難しくなるというのも、多少はブーメラン効果があると思います。
女友達同士の会話で「でも、●●君はあたしの中では恋人ってことはないかなー」と一度発言すると、恋愛対象として見てもらうことが結構難しくなるのも、ブーメラン効果の性質と言えます。
結局、他人がいない個室で二人きりで話すということが、ブーメラン効果を生じさせないローリスクの手法だと言えます。ブーメラン効果的に言えば、個室で飲んでいる時にホテルへ行くことを誘って、店を出た後は楽しい話をしながらサクッと入っていくのが成功率がぐんと上がるコツと言えます。
最後に:自分の心をきちんと保って、ブーメラン効果の被害に合わないように
自分を見失うと、好きな女性なのに敵対視してしまう
恋愛で好きな女性と付き合おうとしてるのに、意外とその女性を知らず知らずのうちに敵対視している男性というのは多いです。
「自分なんかがこんな可愛い女性に好かれるわけがない」「絶対に自分を下に見ている」「どうせフラれる」みたいな思考が抜けきれずに、ちょっと調子が狂うと、女性を半無意識的に敵に見てしまうみたいな感じです。
自分の肯定感のために恋愛をしている意識が強くなりすぎると、独りよがりになって、説得やデートのお誘いや告白の際に、女性から利害関係者と認識され、ブーメラン効果を喰らっちゃいますよ。
口説くというよりは、「女性の内面に寄り添った結果、それを提案していて、別に提案を跳ねのけてもらってもいいし、もっと違う正解もいっぱいあるし」というテイで絡んでいくと、より成功しやすいと思います。ぜひ、今回の記事も参考にしてみて下さい。
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