ここまでのSTEP01では、

清潔感。
服装。
髪・肌・口元・手。
姿勢・視線・話し方。
デート前の準備。

と、外側の土台を整えてきました。ここからは、

自分自身の中身

へ入っていきます。今回のテーマは、

自分の長所と短所を把握すること。

なぜこれがモテるために必要なのか。理由は簡単です。自分の魅力が分かっていない男性は、相手に魅力を伝えることができないからです。さらに、自分の弱点が分かっていない男性は、必要以上に傷ついたり、突然自信を失ったり、相手から指摘されたときに defensive になったりします。

だから、モテるためには、

自分の長所も短所も、言葉で説明できる状態

を作っておく必要があります。

「自分には魅力がない」は、たいてい棚卸し不足

恋愛に自信がない男性は、

「俺には何もない」

と言いがちです。でも、本当に何もない人はほとんどいません。たとえば、

  • 優しい
  • 人の話を聞ける
  • 仕事を頑張れる
  • 約束を守る
  • 行動力がある
  • 一つのことを続けられる
  • 料理ができる
  • スポーツができる
  • 知識がある
  • 人を笑わせるのが得意
  • 落ち着いている
  • 共感力がある
  • 問題解決が得意
  • お金の管理ができる
  • 生活力がある
  • 友達を大切にする
  • 家族を大切にする
  • 挑戦している
  • 失敗から立ち直れる
  • 誠実

こういったものは、全部魅力候補です。ただし、自分では当たり前すぎて、

魅力として認識していない。

ここが問題です。自分のカードを把握していないから、相手へ出せない。出せないから、

「自分には魅力がない」

と勘違いする。まずは、この状態を終わらせます。

長所は「抽象語」だけでは弱い

「優しいです」

「真面目です」

「仕事頑張ってます」

これだけでは、魅力として弱いです。なぜなら、誰でも言えるからです。重要なのは、

その長所が具体的にどう現れるか

まで言えることです。たとえば、

「優しい」

ではなく、

「相手がしんどそうな時、必要以上に励ますより、まず話を聞いて、相手が求めてるサポートを考える」

ここまで言えると、ただの優しさではなく、

自分なりの優しさになります。

「仕事を頑張っている」

でも同じです。

「仕事は割と好きで、分からないことがあったら調べて改善するのが好き。数字が上がるとかなり嬉しい」

ここまで言えると、その人の仕事観まで見えてきます。恋愛で魅力になるのは、抽象的な長所ではなく、

長所が行動として見えることです。

長所は「証拠」とセットにする

自分の魅力を整理するとき、おすすめなのが、

長所+証拠

で考えることです。たとえば、

優しさ

友達が落ち込んでいたら、数時間話を聞いたことがある。

継続力

週3回の運動を2年間続けている。

仕事力

担当した案件で、売上や反応を改善したことがある。

行動力

興味を持ったことは、一人でもすぐ体験しに行く。

生活力

料理、洗濯、掃除を普通に自分で回せる。

こうすると、自分の魅力が、ただの自己評価ではなく、

実体験に根ざしたものになります。この「証拠」があると、自信も作りやすくなります。

『トリガートーク』的に、自分の魅力を分類してみる

旧『トリガートーク』では、男性の魅力を複数の軸に分けていました。たとえば、

安心感。
生命力。
自己開示。
親友的な関係性。
敬意。
唯一性。
楽しさ。
外見的魅力。
女性として扱う力。
経済力や社会的利益。

こうした分類は、今でも自分の魅力を棚卸しするのに使えます。自分は、どの魅力が強いのか。どこが弱いのか。どこは今後伸ばせるのか。を考えてみてください。たとえば、外見は普通。でも、話を深く聞く力がある。

相手の人生を応援できる。仕事への姿勢がある。一緒にいると落ち着く。こういう男性なら、外見以外の魅力軸で十分に勝負できます。逆に、外見は強い。でも、相手の話を聞けない。自分中心。人への関心が薄い。

という男性なら、第一印象は強くても、関係が深くなるほど評価が落ちるかもしれません。重要なのは、

自分が持っているカードの種類を知ること。

短所も、同じくらい重要

長所だけ見て、

「俺って最高」

で終わるのも危険です。自分の短所を知らないと、恋愛で同じ失敗を繰り返します。たとえば、

  • 返信を急かす
  • 嫉妬しやすい
  • 相手に合わせすぎる
  • 自分の意見を言えない
  • すぐに好かれたか確認したくなる
  • 一人の女性に執着する
  • 会話で自分の話が多くなる
  • 緊張すると早口になる
  • 断られると自信を失う
  • 相手の言葉を悪く解釈する
  • 相手に期待しすぎる
  • 自分を下げる癖がある

こうしたものも、把握できていれば、改善できます。でも、気づいていなければ、何度も同じところで失敗します。

短所は「自分を責める材料」ではない

短所を見つけると、

「俺ってダメだな」

と思う人もいます。でも、この工程の目的は、自分を否定することではありません。短所は、

改善ポイントの地図です。たとえば、

「自分は返信が遅いと不安になる」

と分かった。なら、STEP01-09の承認欲求や、STEP05の関係発展で、そこを重点的に扱えばいい。

「緊張すると早口になる」

なら、01-06の話し方へ戻ればいい。

「一人に執着する」

なら、STEP02の出会い環境へ戻る。つまり、自分の短所が分かると、

どの工程を強化すればいいか分かる。

これは大きな強みです。

短所は、向き合い方次第で「自己開示」に変わる

『好かれてしまうトークの極意』では、

自分の弱さを認めて前向きに語ることが、相手の自己開示を促す要素として扱われています。たとえば、

「俺、昔は人付き合い苦手だったんよね。でも、苦手やったからこそ、どうしたら相手が話しやすいか考えるようになった」

これは、短所。過去。改善。現在の長所。までつながっています。

「方向音痴なんよ(笑)。だから、初めて行く場所は絶対先に調べる」

これも同じです。短所を消すのではなく、

短所と向き合っている自分を見せる。

すると、短所は、人間味。成長性。誠実さ。へ変わります。

短所を魅力に変換する3ステップ

おすすめの考え方があります。

1. 短所を認める

まず、言い訳せずに、

「自分はここが弱い」

と認める。

2. どう対処しているかを見る

改善している。工夫している。受け入れている。そのどれかを言葉にする。

3. そこから生まれた長所を見る

たとえば、人付き合いが苦手だった。だから、相手の気持ちを考えるようになった。失敗が多かった。だから、準備するようになった。緊張しやすかった。だから、人の緊張にも気づけるようになった。

こうやって、

短所→対応→成長

まで見ます。

「自分の魅力」を他人にも聞く

自分の魅力は、自分だけでは分からないことがあります。特に、自然にできることほど、本人は価値に気づきません。たとえば、

「話しやすい」

「安心する」

「説明が分かりやすい」

「一緒にいると落ち着く」

「何でも相談できる」

こういう魅力は、自分では気づきにくい。だから、信頼できる人に聞いてください。

「俺の長所って何やと思う?」

これでいい。さらに、

「逆に、直した方がいいところある?」

まで聞ければ強いです。他人の評価を100%正しいとする必要はありません。でも、複数人から同じことを言われたなら、それはかなり有力な情報です。

恋愛で使える「長所」と、日常の長所は重なる

恋愛用に、特別な長所を作る必要はありません。仕事で信頼される。友達に頼られる。人から相談される。後輩に慕われる。趣味を長く続ける。こういったものは、そのまま恋愛でも魅力になります。

たとえば、仕事で段取りが上手い人は、デートでも準備力が出ます。後輩の相談に乗れる人は、恋愛でも聞く力が出ます。趣味を続けている人は、継続力や熱量が出ます。つまり、

恋愛だけ別人格になる必要はない。

普段の自分の中から、使える魅力を見つければいい。

「魅力のカード」は増やせる

今の時点で、自分の魅力が少ないと感じても大丈夫です。魅力は、増やせます。運動する。仕事を頑張る。知識を増やす。料理を覚える。人付き合いを増やす。旅行する。趣味を持つ。人の相談に乗る。

自分の弱点に向き合う。こうした経験が、全部、魅力のカードになります。だから、

「今何を持っているか」

だけでなく、

「これから何を積み上げるか」

も重要です。

自分の魅力を「盛らない」

自分の魅力を把握すると、今度は伝えたくなります。ここで、盛りすぎないでください。大きく見せる。嘘をつく。実績を誇張する。モテるふりをする。こうしたことをすると、後から整合性が崩れます。

魅力は、

事実ベースで十分です。

むしろ、小さくても本当のことの方が、長期的には強い。STEP04では、自分の魅力を相手に合わせて自然に伝える方法を扱います。そのためにも、この段階では、正確に棚卸しすることが重要です。

長所の説明を、一場面まで小さくする

「自分は優しい」と言われても、相手は具体的な姿を想像しにくいものです。「友達が引っ越す時に、荷造りを手伝った。自分も一人で大変だったから」という一場面なら、行動と理由が一緒に伝わります。ただし、その話を長所の証明として押しつける必要はありません。関連する話題で自然に出せば十分です。

短所も同じです。「人見知りだから無理」で終わらず、「大人数では話し始めに時間がかかるけど、少人数なら落ち着いて話せる」と具体化します。直したい部分と、環境を変えれば無理なくできる部分を分けてみましょう。

経験が思い浮かばない時は、今週したことから探します。頼まれたことを守った、分からない仕事を調べた、家族の話を聞いた。小さな行動でも、その時に何を大切にしたかが人柄の材料になります。見栄えのよい人生を作って話す必要はありません。

実践ワーク

まず一つ試すなら:長所を一つ選び、出来事・行動・理由の三文で書く。

まず、自分の長所を10個書いてください。大きなものじゃなくて構いません。

長所リスト

次に、それぞれに、

「それが分かる具体的なエピソード」

を一つ付けてください。たとえば、

長所:人の話を聞ける
証拠:友人から相談されることが多い

という形です。

短所も10個書く

次に、短所も書いてください。

そして、各短所について、

「どう向き合うか」

を一言付けてください。たとえば、

短所:緊張すると早口
対策:一文を短くして、相手が話し終わってから返す

短所:一人に執着しやすい
対策:STEP02で出会い環境を広げる

という具合です。

自分の魅力を5分類する

最後に、自分の魅力を次の5つに分けてみてください。

分類 自分の要素
安心感
尊敬・能力
楽しさ
外見・雰囲気
生活力・社会力

空欄があっても大丈夫です。空欄は、

今後伸ばせる領域です。

完了の目安

長所と短所を、誇張せず具体例で説明できる。