この記事で学べること
- 趣味の名前から、楽しみ方と感情まで伝える
- 一緒に過ごす場面が想像できる文章にする
- プロフィールと最初の会話を一貫させる
マッチングアプリのプロフィールに「映画、旅行、食べ歩き」と並べても、同じ趣味の人を探す手掛かりにしかならないことがある。趣味が一致していても会話が続かず、逆に違う趣味でも楽しく話せる。その差を考えるなら、活動名の奥にある楽しみ方まで書きたい。
プロフィールで伝えるのは、何をする人かに加えて、何を面白いと感じ、一緒にどんな時間を過ごしたい人かだ。ここでは写真やアプリの操作ではなく、自己紹介文の中身を扱う。例文は説明用であり、自分に当てはまる経験に置き換えて使おう。
趣味の名前だけでは、話す入口が狭くなる
「映画が好きです」には、映像の美しさを楽しむ人も、登場人物の選択について語りたい人も含まれる。好きな作品が違っても、楽しむ部分が近ければ話が広がる可能性がある。プロフィールにその部分がないと、相手は作品名を当てる質問から始めるしかない。
書き換え前「趣味は映画鑑賞です。おすすめを教えてください」
書き換え後「休日は映画を観ます。観終わった後に『自分ならあの場面でどうするかな』と話す時間も好きです。感想が違っても面白がれる人と、ゆっくり話せたらうれしいです」
後者は好みを詳しくしながら、相手に同じ感想を要求していない。作品に詳しくない人でも、会話の雰囲気を想像できる。「何でも合わせます」より、自分が楽しめる時間を示した方が、お互いに選ぶ材料が増える。
3WAYトラップを、プロフィールに必要な部分だけ使う
『好かれてしまうトークの極意』の3WAYトラップは、趣味について感情を込めて話す、相手の場面に置き換える、興味を確かめるという展開を扱う。プロフィールでは返答をまだ聞けないため、まず「何が楽しいか」と「一緒ならどう過ごしたいか」を文章にする。
例えば、旅行を「年に何回行くか」で紹介する代わりに、「知らない街で朝ごはんを探すのが好き」と書く。続けて「旅行好きなら一緒に海外へ」だけに限定せず、「近場でも気になる店を見つけて歩くのが楽しい」と添えれば、生活に近い場面が浮かぶ。
ただし、相手に合わせて活動的な人物を演じる必要はない。実際は休日に休みたいなら、その時間の良さを書く。会ったときに続けられない人物像を作ると、会う前の期待と現実が離れてしまう。
「優しい」「頼れる」は、小さな事実に戻す
『トリガートーク』が分ける魅力には、安心感、頼もしさ、一緒に過ごす楽しさなどがある。全部を自己申告するより、自分に本当にある一面を具体的に伝えよう。人の評価を創作して「友人から包容力があると言われます」と書く必要もない。
「出掛けるときは候補のお店をいくつか調べる方です。でも、その日の気分を聞いて一緒に決めたいと思っています。休日は予定を詰めすぎず、のんびり過ごすのも好きです」
この例なら、準備をする面と、相談する余地の両方が見える。予定を任せたい人には安心材料になるかもしれないし、自由に動きたい人には合わないかもしれない。全員に好かれる表現に薄めるより、相性を確かめられる文章にしたい。
最初のやり取りで、書いた人物像を確かめ合う
プロフィールを整えたら、メッセージでも同じ考え方を使う。「旅行好きなんですね。どこに行きました?」で終わらせず、自分の楽しみ方を少し出し、相手の理由へ渡す。
男性「街歩きの写真が気になりました。自分は旅先の朝ごはんを探すのが好きなんですが、旅行で一番楽しみなのはどの時間ですか?」
女性「私はホテルでゆっくりする時間です」
男性「移動より、その場所で休めることが楽しみなんですね。予定を入れない日もつくる方ですか?」
違う答えを受けて、急に「自分もホテル派です」と合わせない。自分の好みを持ったまま相手の楽しみ方を知る。もし相手が趣味を詳しく話したくなさそうなら、仕事以外の最近の楽しみなど、別の入口を選べばいい。
書き直すときは、一つの趣味について「何が好きか」「どんな時間になるか」「相手に同じ好みを強制していないか」を確認しよう。文章量を増やすことではなく、一緒に過ごすイメージを具体的にすることが目的だ。
