『男が痴漢になる理由』恋愛にも通ずる男性としての在るべき姿

恋愛本書評

すべての男性には痴漢性が潜んでいる

自分の内面に向き合いながら、女性の感覚にフォーカスできる心の余裕を積み上げることが大事

今回ご紹介するのは、精神保健福祉士・社会福祉士である斉藤章佳さん著の『男が痴漢になる理由』(イースト・プレス)です。

なぜに、恋愛のサイトで痴漢の本を紹介するかとうと、恋愛と痴漢の病み(闇)には非常に似ている部分があると感じたからです。斉藤章佳さんは、依存症者をケアするクリニックで、12年間、痴漢の実態に向き合い、日本ではじめて再犯防止プログラムを立ち上げて、痴漢撲滅に取り組んでいます。

アメリカの研究者・エイブルは、ひとりの性犯罪者が生涯に約380人の被害者を出すという調査結果を発表しています。

第1章 四大卒、会社員、妻子あり-痴漢とはどういう人間か No.202/2753

まず、このノッケからの研究例の提示に驚きました。性に関する被害ということは、性的な存在として女性から認められていないにも関わらず性的なアプローチを行っているということです。

この行為を男子として哀れだと思えないという思考は凄いですよね。

痴漢をはじめとする性犯罪者が必ずといっていいほど口にするフレーズが「逮捕されなければつづけていた」です。。

第1章 四大卒、会社員、妻子あり-痴漢とはどういう人間か No.334/2753

「犯罪白書 平成27年版」では、各種性犯罪において、”初回”が行われた年齢層を明らかにしています。「痴漢型」の項目でもっとも大きな割合を占めるのは29歳以下、平均は33.1歳です。犯行時、つまり逮捕されたときの平均年齢は41.4歳。両者のあいだにある約8年間の年月は、ほかの性犯罪と比べてもっとも長いといいます。

第2章 多くの痴漢は勃起していない-加害行為に及ぶ動機 No.541/2753

逮捕されなければ、続ける。そして、最初に痴漢に及んでから逮捕まで約8年。痴漢ではありませんが、キングオブコメディの高橋健一さんが女子高生の制服窃盗を「20年ぐらい前からやっていた」と供述していましたよね。

本書にも痴漢は依存症、治療で止められると声を大にしています。

今回は、『男が痴漢になる理由』の中から気になる部分を引用し、所感を述べながら、男性としてあるべき姿、恋愛と向き合うことの効用について、お伝えしていきたいと思います。

人は心のバランスを崩すと、過剰な依存への余白を開けてしまう

余白があるタイミングでたまたま痴漢という刺激が飛び込んで来たら…

今日も些細なことでひどく叱られた。何も同僚や後輩の前で、あんな人格を否定するようなことをいわなくてもいいじゃないか。僕の自尊心はもうぼろぼろだ。あ~、仕事を辞めたい!なんかむしゃむしゃする!もうどうにでもなれという気分だ。
と思いながら、電車に揺られていたら、たまたま鞄を持っていた手の甲が、前に立っていた女性のおしりに触れた。そのやわらかな感触に、脳内に電撃が走ったような衝撃を受けた。しばらく考えて、今度はバレないようにての甲を押しつけてみた。意図的に触ったのに、女性は微動だにしない。すごい、これまで経験したことのない興奮だ。何かにとらわれるように夢中になった。上司のことなど一瞬にして吹き飛んだし、人格を否定されたことすら取るに足らないようなことに思えてきた…。

第2章 多くの痴漢は勃起していない-加害行為に及ぶ動機 No.551/2753

こう考えると、偶発的に我々も痴漢になり得る可能性があるかもしれません。

しかし、この男性の刺激に対する価値観の流れを見ると、そもそも女性との深いコミュニケーションに欠けているからこそ、なれる発想ではあるかもしれません。

普段から女性へ本音を引き出して、女性の男性に対する様々な考えがを捉えていたら、もう少し結果が変わっていたかもしれません。

ある日、痴漢行為を目撃した。電車内で女子高生の背後に男性が立ち、そのスカートのなかに手を伸ばしていた。その子は特にイヤがる素振りを見せることも声をあげることもなく、男性は好きに触っていた。
電車が次の駅に停車すると、女子高生は素知らぬ顔で、一緒にいたクラスメイトらしき女の子とおしゃべりをしながら降りていった。ホームでふたりは楽しそうに笑いあっていた。なんだ、彼女はイヤがっていたわけではないんだ。むしろ、痴漢されたかったのではないか。こういう行為が許されるとは驚きだ。よし、自分もやってみよう。

第2章 多くの痴漢は勃起していない-加害行為に及ぶ動機 No.566-582/2753

いや、見知らぬ女性ですから、嫌がっていたとしてもやっちゃダメでしょ(笑)もうこれは、本人の人生経験だったり、過ごしてきた環境だったり、今の心理状態などがうねりとなって、形成される認知が、一般的な考えと逸脱しているんです。

男性が痴漢をする理由はストレス

ストレス解消のコーピングとしての痴漢行為

では痴漢は何を求めて、女性に害をなす犯罪行為にのめり込んでいくのでしょうか。
答えを先にいうと、痴漢行為は彼らにとって”ストレスの対処法”なのです。
(中略)
けれど、多くの人は、その対処法を心得ています。スポーツで汗を流す、カラオケに行って大きな声で歌う、趣味のマンガやアニメに没頭する、芸術に触れる、親しい人を相手に愚痴を吐く、好きなお酒を飲んだりおいしいものを食べたりする、思い切って旅に出かける、たくさん笑う、ひたすら眠る…。
多忙な毎日でなかなかそれに時間を割けなかったとしても、「こうすれば気が晴れる」という自分なりの対処法を何かしら持っているものです。時間ができたらそれに没頭する!と思うこと自体が日々の励みにもなります。これをストレスの”コーピング'(対処行動)”といいます。
(中略)
彼らはひとつ大きな問題を抱えています。それは、女性への性暴力をコーピングに選んでいるということです。

第2章 多くの痴漢は勃起していない-加害行為に及ぶ動機 No.645-662/2753

大きなストレスが引き起こされた時に、そのストレスの行き場をコントロールする選択を多く持っていなければ、1つのコーピングに依存してしまい、都合解釈によって、どんどん過剰で異常な対処法へと変化していくわけです。

コーピングに痴漢を選ぶしかなかった人生とはなんだか切ないですよね。

日頃から仕事に対して強いストレスを感じていて、会社の決算期など忙しさがピークに達する時期に決まって痴漢行為に及んでしまう
上司から叱責された日は決まって、帰りの電車でターゲットを見つけて痴漢をする

第2章 多くの痴漢は勃起していない-加害行為に及ぶ動機 No.670/2753

これなんて分からないでもないんですよね。めちゃくちゃ多忙で疲れも溜まっている時に限って、自分にご褒美を上げたくなって、金曜日の夜に大量に酒飲んだら、土曜日の朝も飲みたくなって、そしたら、朝から夜まで飲んで、日曜もまた飲んで…まぁ、月曜日に帰って来れるし、これって言ってしまえば、労働量が減るように操作すれば、酒に介入しなくなるわけで、依存の対象から断絶するという考えも大事ですが、そもそものストレス源を減らすことが大事なんです。

日本人男性は自信の感情を言語化することに慣れていません。女性と比べると感情豊かなコミュニケーションの機会が少なく、気持ちを小出しにすることに長けていないので、自分でもいま自身の内面で何が起こっているのかよくわかないまま痴漢行為に走り、次第に頻度が高くなり、常習化します。なんだかうまくいえないけど、でも苦しい。彼らはそんな状態からどうにか脱出したいのです。

第2章 多くの痴漢は勃起していない-加害行為に及ぶ動機 No.702/2753

内向的で自信がないため、陰湿になりがちですよね。自己対峙を哲学的にかつ楽しく行う時間って大事かもしれません。自分の存在を自分で認めて、相手を正しく理解しながら相手を喜ばせること自体がコーピングになるぐらいになれば、偶発的な誘惑も乗り越えらえれる理性になっていると思います。

男性の内面の問題は性のシーンで表出しやすい

だから、モテた方が精神的に安定するんですよ(笑)

内面の問題が”性”のシーンで表出しやすい。これは、男性の特徴です。男性が性を使うことで女性を支配する―性犯罪の事例を多く見てきた結果、私は、性犯罪者にかぎらずすべての男性にとって普遍的な思考だと感じるに至りました。

第2章 多くの痴漢は勃起していない-加害行為に及ぶ動機 No.753/2753

私たちは認知の歪みを「問題行動を継続するための、本人にとっての都合のいい認知の枠組み」と定義しています。

第3章「女性も喜んでいると思った」-共通する認知の歪み No.856/2753

性的な存在として自己肯定し、求心力を持つ。これがモテるということです。支配って、ぶっちゃけ支配しきれてないから、支配になるわけですね(笑)

女性の内面を心地よく刺激して、女性から求められる、こちらの方が支配的ですよね。しかも、幸せにしてあげて、俺たちも幸せになれる。

何度も言ってますが、自分の心地よさと相手の幸せのベクトルを合わせることってめちゃくちゃ大事で、本質的にモテるって、賢く生きる男性に成り上がることだったりするんです。

痴漢は自分の認知をどんどん別の方向に巻き込む

モンスターペアレントや毒親も然り

<今週も1週間仕事をがんばったから自分は痴漢しても許される>などといった認知にもとづいて問題行動をくり返している者は、第三者から「それは間違っている」「自分への報酬として、女性を傷つけていいという自己中心的な考えはおかしい」と、その認知を訂正されると、自身が拠り所としている基盤のようなものが揺らぎ、痴漢行為を継続できなくなります。だからこそ当人は、自分がズレている、間違っている、考え方が歪んでいるとは考えないようにします。そうして行為を反復するたびに歪みが強化され、彼らの信念になっていきます。

第3章「女性も喜んでいると思った」-共通する認知の歪み No.856/2753

異常な教育をする指導者とかもそうですが、認知が歪んでるんですよ。痴漢でなくても、この人の認知は取り返しが付かないレベルに行ってるかもなーなんてことはよくあります。

言っても変われない、言っても気づかないみたいなタイプいますよね。本当にがっつりと向き合わせて、認知のオペをしないとヤバいみたいな。情報を自分一人で籠って追えちゃうわけですし、何でもハラスメントになっちゃうようなストレス耐性が低くなってしまえば、認知も歪みやすくなります。

痴漢で失ったものは生きがい

他の生きがいを探すしかない

一方で、(痴漢で)”失ったもの”についてはそれまで尋ねたことがありませんでした。その時にある受講者から出た答えで、他の過半数の受講者もうなずき賛同していたのが、

“生きがい”

でした。逮捕され、幾度となく反復してきた加害行動にようやく歯止めがけられたことによって、彼らは”生きがい”を失ったというのです。

第3章「女性も喜んでいると思った」-共通する認知の歪み No.1006/2753

1個のことに過剰になれる時って、なんか夢があるというか、可能性があるというか、さらに世界の向こう側に何かあるんじゃないかっていう含みに対して、すごく依存しちゃうのは、共感できます。

でも、それが痴漢っていうことではダメですし、今のところ、女遊びってのもどうかと思ってます。

自分の過去の満たされなさがリバースして、手に入れた時には過剰に依存的になるのは分かりますが、それは通過儀礼として乗り越えないといけないんです。

強姦や強制わいせつの容疑で逮捕された553人のうち33.5%が「AVを観て自分も同じことをしてみたかった」と回答しています。20歳未満の少年にかぎれば、その割は5割近くにもなったそうです。
(中略)
倒錯的な性行動を取り扱ったAVをくり返し視聴することで、知らず知らずのうちにその人の内面で認知の歪みが形成され、ゆくゆくは性犯罪の引き金になる…

第4章 やめたくても、やめられない-亢進される加害行為 No.1195/2753

痴漢モノのとかまったく観たくないんですよ。観たくないんですよ。自分がどんどんヤバくなっていきそうで。20後半以上の男性がロリモノモノや女子高生モノに執着しているのもどーかなーと思います。まだ、過去に執着してんな―みたいな。

最後に興味深いデータですね。AVで認知が自然に歪んでいく。でも、その後、相席ラウンジ行って、嫌いな男性とかを話題にしたら一気に認知戻ったりしそうな気もします。

そういった意味では、数多くの女性と、女性が納得したうえで、そして、女性を喜ばせながら、肯定感を浴びるような経験をたくさんして欲しいなと思います。

痴漢、ダメ絶対!

『男が痴漢になる理由』(イースト・プレス)はこちらから

そして、もうモテを最速で駆け上がって、これから先、モテる人生だけを堪能したいって方へ。本サイト超モテ男術が制作した恋愛教材でぜひ、一発解決して下さい。詳細はこちらから

とうとう本サイトから恋愛教材が登場!

*
判型:A4
単行本:80ページ(5万文字)
形態:デジタル教材
著者:超モテ男制作委員会
¥9800

さらにお手頃価格な恋愛雑誌が完成!

*
判型:A4
単行本:118ページ
形態:デジタルブック
著者:超モテ男制作委員会
¥800

Thanks for your reading!