「自己愛性パーソナリティ障害」と「演技性パーソナリティ障害」の違い

恋愛心理学

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演技性パーソナリティ障害とは?

演技性パーソナリティ障害の特徴

まずは、アメリカ精神医学会が作成した精神疾患の診断マニュアル「DSM-5」によると演技性パーソナリティ障害の定義をピックアップしたいと思います。

演技性パーソナリティ障害
過度な情動性があり、演技的、あるいは性的誘惑、嘘をついてまでも周囲から注目されようとする人のこと。
1、自分が注目の的になっていない状況は楽しめない。
2、他者との交流は、不適切なほどに性的に誘惑的な、または長髪的な行動によって特徴づけられる
3、浅く薄く素早い情緒変化を表に示す
4、自分への関心を引くために、身体的外見を一貫して用いる
5、過度に印象的だが、内容がない話し方をする
6、自己演劇化、芝居がかった態度、誇張した情動表現をする
7、他人または環境の変化を受けやすい被暗示的体質である
8、対人関係を実際以上に親密なものと思っている

『アメリカ精神医学界『精神医学の診断・統計マニュアル』

まさに「かまってちゃん超勘違い情緒不安定野郎」ですね。演技性パーソナリティ障害の人は、人生波乱万丈なドラマの主人公であると自分で思い込んでいます。なので、1ある話を10にして伝え、感情表現もミュージカル俳優のように激しくなります。

自己愛性パーソナリティ障害とは?

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自己愛性パーソナリティ障害の特徴

続いて、自己愛性パーソナリティ障害は、以下のように特徴が言えます。

自己愛性パーソナリティ障害
自分が大好き過ぎて、自分は特別すごいとか、優れていると思っていて、他人にはそれを賛美されたい欲求が強いのに、他人には、その気持ちを思いやる気持ちが欠ける人のこと。
1、自分が重要であるという誇大な感覚(業績や才能を誇張し、十分な実績がないのに優れていると認められることを期待する)
2、限りない成功、権力、才気、美しさ、あるいは理想的な愛の空想に囚われている。
3、自分が「特別」であり、独特であり、他の特別な、または地位の高い人たちだけが理解しうる、または歓迎があるべきだと信じている。
4、過度な賞賛を求める
5、特権意識(つまり、特別有利な取り計らい、または自分が期待すれば相手が自動的に従うことを理由もなく期待する)
6、対人関係で相手を不当に利用する(自分自身の目的達成のために他人を利用する)
7、共感の欠如…他人の気持ち及び欲求を認識しようとしない、または、それに気づこうとしない
8、しばしば他人に嫉妬する、または他人が自分に嫉妬していると思い込む
9、尊大で傲慢な行動、または態度

『アメリカ精神医学界『精神医学の診断・統計マニュアル』

自己愛性パーソナリティ障害の女性との恋愛は、しばしば女性の自己初認欲求の踏み台にされる屈辱を味わうことになりますし、女性からの共感は得られることがありませんから、一緒に居てめちゃくちゃ辛くなります。

自己演技性パーソナリティ障害と自己愛性パーソナリティ障害の圧倒的な違いは、他人への被害性です。簡単に言えば、「見ていて痛いなぁ…」で済むのが自己演技パーソナリティ障害で、「関わったら不幸を被るなぁ…」というのが自己愛性パーソナリティ障害です。

演技性と自己愛性の違いとは

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自己愛性と演技性は何が違うのか

演技性は悲劇的な面でも注目を浴びたいと考えます。注目されること自体に心地よさを求めるからです。一方、自己愛性は、自分が権威があり、尊大であり、他人との格の違いを見せつけることに執着します。なので、自分の品位を落とすような注目の浴び方はしません。

演技性が自己愛性の違いは、持ちつ持たれつの共感性があり、その人から冷たい感じを受けるかどうかで判断すると良いです。冷たさを感じるのは自己愛性の人間です。逆に演技性の人は可愛げを感じることができると言えます。

会話を泳がせて、ぜんぜん質問をせずに、自分の事ばかりを話して、相手に話を振ることがなかったり、相手の話題に対して、「私はね…」と全部、自分を主語とする内容で返答したりする場合は、演技性というよりは、自己愛性の人だと言えます。

精神疾患とまでは言えないものの、パーソナリティ障害の特徴に当てはまる要素が見受けられる人は、自分を含めて、身の回りにたくさん存在していると言えます。

なぜ、演技性パーソナリティ障害と自己愛性パーソナリティ障害になる人が増えたのか?

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自己愛性と演技性の特徴を持つ人が増えてしまう理由

自己発信ツールが増え、自ら自分の事を伝えることを積極的に働きかけることが可能な時代になりました。

特にSNSは自分と他人の関わりをより密接にし、友人や知人との「良い意味での断絶」が激減したことにより、「悪い意味での心理的動揺を喰らう機会」が激増したとも言えます。つまり、それは…

自制心のある人間じゃなければ、心が壊れやすい時代になった

ということです。結果、自己愛性パーソナリティ障害や演技性パーソナリティ障害を患う人間が増えていくわけです。

演技性の人は盛り仲間が出来やすく、自己愛性の人に比べれば、コミュニケーション能力が高い

演技性タイプの人は友人や知人のことを褒めて、みんなに伝えます。たとえ、動機が「自分の注目を得るため」だとしても、他人の承認欲求をくすぐることもあるのです。

SNSで言えば、仲間との写真だったり、人間関係が豊富で多彩な場面をアップするのが演技性であり、自分だけ、もしくは自分の優位性を示すようなツーショットなど、固定的な写真をアップするのが自己愛性ということができます。

演技性は不完全な自分でも良いと思い、、自己愛性は完全な自分で在りたいと思う

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演技性は悲劇を好み、自己愛性は完全勝利を好む

演技性の人は、自分が不完全であろうと、とにかく目立てば良いと考えるので、不完全な自分を情に訴える悲劇のヒロインを演じたりします。一方、自己愛性は悲劇を見せることは、他人に対して劣っている部分をアピールすることだと認識するため、悲劇を隠し、他人と比べて完全に優れていることをアピールしようとします。

演技性…不完全でも情に訴える
自己愛性…完璧な自分を訴える

演技性は自分の実力よりも評判の方が上になっても、心が負担にならずに、むしろ、快感になります。盛ることで相手が注目してくれば良いため、盛りが嘘だとバレていても気にしないのです。

犯罪を犯してしまう演技性

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犯罪で演技性を満たすカリスマとなった酒鬼薔薇聖斗

タチの悪い極端な演技性の人は、犯罪を起こしてまで目立ちがろうとします。

殺人犯罪で最もセンセーショナルな事件と言えば、当時14歳だった酒鬼薔薇聖斗こと少年Aが犯した神戸連続児童殺傷事件。小学生2名が死亡し、小学生3名が重軽傷を追いました。14歳のたった1人の少年があまりにも残忍で衝撃で世間を大騒動に巻き込んだスタイルは、演技性たちのカリスマ的な部分にもなっています。

さあゲームの始まりです
愚鈍な警察諸君
ボクを止めてみたまえ
ボクは殺しが愉快でたまらない
人の死が見たくて見たくてしょうがない
汚い野菜共には死の制裁を
積年の大怨に流血の裁きを

SHOOLL KILL
学校殺死の酒鬼薔薇

西鉄バスジャック事件の犯人である当時17歳の少年、千葉県柏市連続通り魔事件の犯人竹井聖寿、名古屋老女殺事件の犯人である女子大生など、逮捕後の取り調べで、酒鬼薔薇聖斗への憧れを供述しています。

目立ちたという欲求が突き抜け、とにかく目立ちたいという想いが強く、後は、小さい頃に受けた刺激により、犯罪性の高いものに性的興奮を覚えるような体質になることも交わって、殺人を犯すことのハイリスクを考えることなく、行動に走ってしまうのです。

自己愛性パーソナリティ障害は、「愛されたい」という欲求だけが突き抜けてしまっている

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自己愛性は他人へ愛をフィードバックしないため、他人とのコミュニケーションに苦しみやすい

自己愛性パーソナリティ障害の人は、他人へ愛を振り撒こうとはせずに、他人から愛を求めることに執着します。

これぞ、まさに「我がまま」ですよね。

相手を幸せにしているからこそ、相手が近づいてきてくれます。相手の価値観に沿って、時間を共有しているからこそ、今後も、愛着を深めて、自分と時間を過ごしたいと思ってくれるんです。

自己愛は誰にでもあります。だから自己愛を満たそうとするのは良いことですし、幸せになる方法なんですが、他人を幸せにしながら、自己愛を満たせない人は、基本的に自分も相手も不幸にする世界を作り上げてしまいます。

愛されたいのに愛されずに、愛されないことに憤り、他人を恨み、その他人へ復讐をする。その復讐が残酷で病的なレベルにまで達したのが自己愛性パーソナリティ障害なんです。

極端に自己愛が傷つきやすい人は、他人からの否定に対して、気が狂いそうになるくらいの精神的ダメージを受けてしまいます。でも、他人を愛することをしないんで、周りからも本質的には好かれません。すると、さらに自己愛は満たされずに、負のエネルギーが増大し続けることになるんです。

自己愛性パーソナリティ障害は、怒りをマネジメントすることができない

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自己愛性は冷徹で傲慢で怒りに満ちやすい

自己を誇大に偉大に見せようとする意味では、演技性も自己愛性も盛っていることに変わりはありません。注目されることが目的であることは演技性にも自己愛性にも共通することですが、注目されなかった時に怒りを感じる度合いは、自己愛性の方が演技性よりもはるかに大きくなります。

恋愛において好きな人に対するデートの感触が良くなくて、相手から好意を感じ取れなかったら、「こんな自分とのいいデートを楽しめないんて、マジでアイツは何にも分かってないな」と本気でキレます。自分に原因があることを検証しないため、なかなか本質が改善されずに、自己愛が満たされずに、さらに嫌悪感を積み重ねて、悲劇を招くことになります。

心のバランスがある人は「いいデートだったから、相手ももっと楽しんでくれたら良かったのになー」なんて自分を励ましながらも、「でも、なんかズレがあったんだろうな…ここが直れば、次はもっと相手が心を寄せてくるから、頑張ろう!」となって、視点が多方向に芽生え、成功を手繰り寄せ、最終的に自己愛を満たしていきます。

演技性の人は中身を気にせず、自己愛性の人は権力を気にする

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演技性はとにかく目立ちたい、自己愛性はとにかく上に立ちたい

人気とお金のどちらが欲しいかを質問した場合、演技性の人間と自己愛性の人間では答えに違いが出る傾向があります。

演技性の人は名誉や人気を選び
自己愛性の人はお金を選び、権力に変える

演技性の人は注目や人気のプロセスはブラックボックスで構わないと考えがちです。逆に自己愛性の人は肩書や地位のように明確な権威を求めることで、相手より確実に上の立場になることを求めます。お金は権力を振うツールですから、自己愛性はお金を選び、権力に変えていくのです。

演技性の人が芝居がかって魅力的に見せているのに、発言の中身は薄かったり、微妙だったりするのは、中身を気にしないからです。

最後に:超モテ男術のメンバーは、演技性も自己愛性も強いが、他人をめちゃくちゃ幸せにします

心のバランスの使い手を目指そう

演技性パーソナリティ障害と自己愛性パーソナリティ障害について掘り下げてきましたが、ぶっちゃけドキッとする瞬間は結構ありました。なぜなら、超モテ男術のメンバーは皆、自己愛性も演技性も強いからです。目立ちたがり屋です。

ただし、数々の成功体験から、自己肯定感を得ることもできますし、常に行動の指針は「持ちつ持たれつ」。コミュニケーション力は一般の方より遥かにありますから、毎回会った時には、

「いつも会うと楽しいし、元気になれるし、やりたい目標に向かって頑張ろうと思える」

なんて言われます。悟りの境地と心のバランスをフラットに保つスキルを兼ね備えながら、演技性も自己愛性もあるといった感じだと思います。痛くならない範囲、相手に迷惑を掛けない範囲で、自己愛性と演技性を出しながら、自分らしくも生きているって感じですかね。

心は完璧である必要はないというのが超モテ男術の考えです。完璧を目指す必要はないんですが、バランスを身に付け、必要に応じてバランスお操作し、たまにはわざとバランスを崩したり、時にはバランスを相手に完全にフォーカスしたりできるような、心のバランスの使い手を目指してみて下さい。

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